一応タイトルっぽく今回はチョコの話というか、それが販売促進されるバレンタインデーの話。これは日本的に最も短く要約すると「女性が男性にチョコを渡す日」となる。日本以外では、例えば欧州だと「男性が女性に花を渡す日」となる。さて、欧州の話は飛ばして(笑)チョコをもらう男性(主に男子としておく)は一体どういう気持ちなのか、どういう意味を持つのかを考えてみたい。
この日は多くの男子(とか昔男子だった人)にとって、テスト結果の発表日、いや福袋を開けるとき、あるいはカメラのフィルムを現像した時みたいな心情ではないだろうか。何か怖いものみたさがある日だ。あるいは絶望の日と捉える人もいるだろう。でも、この日がないよりはある方が良いよね。そして、この日を利用しないことを「機会損失」と呼ぶ(笑)
もらうアテがない人は早くやり過ごしてしまいたいかもしれないが、仮に義理だとしても、予想外の誰かからでも貰えたらとても嬉しいのでは無いだろうか。少なくとも誰かがその人に注意を払っていて、その人は誰かと繋がっていると思えるから。
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もらうアテがあって受け取る場合にも、担保されている安堵の確認とか、再発見とか新発見はあるだろう。結局君にチョコをくれる人のセンスや心情が反映され、そこには現在とか過去・未来が投影されているからだ。そして、アテがある人に更に予想外の獲得があったりすると、人生がさらに驚きに満ちたものになるかもしれない。心にさざ波や、時には荒波が吹き込んでくることもあるだろう。何らかのワクワクやドキドキが訪れるというわけだ。
私事で言うとがっかりも嬉しさも経験した。どちらであってもその夜は眠りづらかったように思う。がっかりの年には自分の不遇を呪い「何だか世の中うまく行かないな」と思ったりしたものだっ(笑)。また、良い年は思いがけずホームランみたいなのもあったし、サイクルヒットかなと思うような年もあった。また、困惑したりと言うときすらあった。なぜこの人からなんだろうとか接点が全くない人からもらったり、イニシャルだけ書かれていて、今に至っても全く誰だかわからないという謎解きミステリーみたいなのもあった…こういうのはある意味怖くないですか?
他にも、高校時代に、「さようなら」と言うメッセージと共に贈られたチョコや、「あの人の代わりに私を見て」みたいなのもあった。結構人生の中でドラマチックでダイナミックな展開が起こる日なのだ。ただチョコを受け渡すという経済活動の時ではないのだな。
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「さようなら」に関しては未だ相手が判明していないし、勝手に気に入って勝手にさようならしようと思ったぽかったし、「あの人の代わりに私を見て」に関して僕は胸が痛かった。その人に好意を抱いていたし、かと言ってすぐに心に整理がつけられる状況ではなかったからだ。でも、こういうのは墓場まで持っていこう。また、後輩だのファンだのというので貰ったこともあったけど、僕はこれらを受け取ったことで人間的に成長できた。
マーベル映画に出てきたような格言で申し訳ないが、「大きな〈あるいは多くの)チョコの受領には大きな責任が伴う」。「期待された立派な先輩」としての役割を果たそうとか、自分は何らか立派に生きないといけないだろうなという気負いがここで生まれていた。結構こういう気負いは尾を引く。
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などとおっさんの胸キュン体験を書き綴ってもキモいか(笑)とはいえ、人生に感動を!
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