マコなり社長の飛躍

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僕は活字的には日経やプレジデント、東洋経済にはじまり、勿論ゴドー大先生のコラムなどを読んでいるが、Youtube系だと中田氏や両学長などを見ることが多い。それ以外にはマコなり社長の動画を見ていた。ほぼ一年前まではビジネス系学びYoutuberとして破竹の勢いで、かなりの大物ともコラボしていたのが彼である。

だが、彼はコロナ期に打つ手を読み違え、ビジネス的には苦境に立たされた。責任を取って社長を退任した。逆風下では色々な風評もたち、かなりのストレスがあっただろう。これまで順風に乗れている部分だけが表に見えていたが、突如としてそうでない部分も露呈した。

人間は完璧ではない。絶対的に良心的な人間はいない。彼が上から目線、あるいは勝者の論理を振りかざしているように見られるのはさもありなんという気がする。彼を素晴らしい人だと評価している僕ですらそう感じることはあった。爽やかなイケメンには必ずといっていいほど、強力なアンチも出現する。そして、そんなこんなで引責辞任したあと、しばらく活動を休止。それなりの時間を経てから戻ってきた彼はかなり変わった。本来は企業経営者なら言わないだろう本音をかなり吹っ切れた感じで語るようになった。休んでいる間に色々悩んだのだろうと思う。彼は業界や仲間ではなく視聴者側に向けて発信することを選んだ。

「ビジネスは依存ゲー」と断言し、どんな素晴らしい企業理念であったとしてもそれは戯言に過ぎないと言わんばかりの冷めた現実主義者として語っている。相手側を依存させずには儲けることができない。自らもそうなのだとあくまでも本音ベースで話すようになってきた。好感度を多少落としてでも、正直者であることを選んだのだ。いや、もともと正直であったと思うが、ここまで同業者の敵を増やすような口ぶりではなかった。

実例を出して判らせてくる。彼はいきなり「やりがい搾取は存在する」、「広告の費用対効果」、「ついでにいらないものを買わせる方法が有効であること」、「企業間の模倣について」「お金儲け自体が自己満足」などぶった切ったあと、起業家としての実体験や読書家としての様々な理論・手法を説得力のある形で披露する。

SNS的サロンやコミュニティが一種宗教やファンクラブ的な要素を持つ現在において、ここまで正直に自身をさらけ出しているマコなり氏はかなり信頼のおける発信者だと僕は感じている。

敢えて1点だけ個人的に惜しいと感じるところを記しておきたい。彼の勢いや歯切れの良い論調は若さによるパワーでもある。コンテンツが拡散される要素の一つである「イケメンとか爽やかさ」みたいな好印象を与える強力な要素は、45歳くらいまでに徐々にその効力を失っていく。年齢に伴って人は感じ方が変わるし、身体的な能力はどんどん衰えてくる。自信を喪失する部分もあるだろう。それはアスリートクラスの人であっても変わらない。その時に彼はこれまでの自身の発言をどう思うだろう。温故知新を愛する彼ならば、故人や良書のなかにその記録を拾えるだろう。まだ自分に起きていないこと、自分の未来像まで想像して発信できるのなら更にファンを獲得できると思う。若者のみならず、中高年も彼に期待している事を彼自身がよく理解した方が良いなと思った。

さて、久しぶりにチョコっとネタいきますか!
その名も「ありがとう」。
これはどっちかというと「デュッセルドルフ」辺のネタです。
ブランド名「Merci」とフランス語ながら、実はドイツ製のチョコなんで。けれども、このチョコはかなり仏語圏にも進出しており、ベルギーのみならず本丸フランスのカルフールなどでも見かける超メジャーなチョコです。そして、勿論のこと日本で売られているほとんどのチョコよりも美味しく、このベルギーでもかなり普及しています。プレーヤーとしてはレオニダスよりは下、Gallerのちょい下くらいの感覚です。フランスでなら「ピレネー山脈ショコラ(ショコラ・ピレネやん!)」あたりがベンチマークかな。ドイツ人はやっぱり食べ物のネーミングにはフランス語でつけるほうがいいって分かってるんだなあ。
もらったら「ありがとう」と相手を笑顔にさせる美味しさを充分に持っている名品です。

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