フレンチアルプスへ
地域によって違うようだけど、我が家の地域では小学校6年生は修学旅行として1-2週間のスキー旅行に行く。標高の低さと起伏のなさが特徴の一つである国なので、バスで10時間近く走ってアルプスまで行くことになる。
3年前の6年生は「明日出発!」というところでコロナによるロックダウンに突入、かわいそうだった。お揃いのスウェットまで作ってたのに。今やパンデミックも落ち着き修学旅行も復活したけど、なぜかコロナ前まで出ていた区の補助が廃止、全額自己負担または学校によってはスキー旅行自体廃止となった。スウェットに30€、旅行費用(食事などすべて込み)に700€って結構費用かかります。スキーウェア持ってなかったら揃えないといけないし。でも今やこのくらいがスキー旅行としては妥当な価格。子供の頃からスキーに行っていたというフランス人のお父さんが、昔はこんなに高くなかったと言っていた。どうやらリフト券代が高騰しているみたい。大人一週間で300€超え。昨今は温暖化の影響かほぼ人工雪で雪質もよくないし。外国人が押しかける高級スキーリゾートになってるらしいニセコとかに行ってみたいな~。日本のスキー場は温泉もあるし。
先生の息子と彼女?
我が子の学校では自己負担で実施となり先日出発。夜10時発で翌朝8時くらいに到着。ごくフツーの観光バスなので大してリクライニングもできないだろうけど、若いから大丈夫なのね。
行きたくないって泣き出す子がいて親まで泣き出したり。なんだかんだでやっとその子がバスに乗ったら他の保護者から拍手喝采。
見たことのない若いお兄さんたちがいるなと思ったら、なんと担任の先生の息子と副担任の彼氏らしい。恐らくアシスタント的な立場で同伴してくれているんだけど、雇用形態とか保険とかどーなってるんだろ?というかこのフレキシビリティはすごいな!万全を期して(?)か、校長先生の髪は赤くなってるし。あれ?校長先生も行くの?
到着翌日から午前中はスキーのレッスン、午後は各種野外活動。スキーはEcole de ski francaisのプロの先生が教えてくれるので、学校の先生(とその息子と彼女)は午前中はほぼ自由行動。「先生スキー上手だったよ」とのことなので、有意義な時間を過ごされた模様。
またもや先生にプレゼント
ご一行が帰ってくる数日前、PTA役員より「担任の先生と息子さんにお礼の品を渡しましょう!一口5~10€」との連絡。とってもいい先生だし、役員さんとしてもお礼の品を手配したりと仕事が増えるのにご苦労様、とは思うんだけど「何のお礼?」という疑問が浮かんでしまうのは私がケチだからなのかドライだからなのか…「先生とは別に同伴してくれてる大人は6人いるんだよ」という指摘が入り、最終的にプレゼントは担任の先生だけということに。大人6人て?息子と彼女だけじゃなかったのか…ご帰還するなり豪華グルメセットが先生に贈呈されましたとさ。
このPTA役員さん偉くって、「コーヒー淹れて持って行くから、寒い中バスの到着を待つ間みんなで飲みましょ。カップ持ってきてね。」って、当日は小さいテーブルまで持ってきていた。こういうボランティア精神ってキリスト教に起因するものなんだろうか?見習うべし。
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