いつも誰かがやってくれる
ベルギーの学校にもPTAはある。長らく保護者をやっているけど、役員選出がくじ引きになったことは一度もない。ちょっとしーん、としてから「じゃ私やります」と手を挙げてくれるケースが多い。学級懇談会は通常平日の夜行われるので両親共に出席する人が多く、お父さんが役員というケースも多々ある。「PTAはすごく楽しいのよ!」と役員経験者は言っていた。
PTA役員の集まりは基本的に平日の夜。タスクは懇親会、バザー、文化祭に付随する出店、季節の行事の記念品配布の企画運営あたりかな?(学校主催の運動会はない。)
文化祭の出店なんかは面白くて、食べ物・飲み物を売るブースなんだけど、一連の子供のアトラクションがひと段落して宴もたけなわになってくると大人(先生含む)はお酒を飲んで盛り上がるし子供はダンスしたりしている。
何かとチョコレート
クリスマスやイースターなどの季節の行事ではお菓子が配られたり売られたり。イースターは復活の象徴である卵の形のチョコレート一択。この時期にはいつもカフェでコーヒーを頼むとついてくる小さい板チョコやスペキュロスが卵型チョコに取って代わられる。学校ではPTAが卵(チョコ)探しを企画。このチョコレートの量が半端なく、校庭一面卵型チョコレートで埋め尽くされてるんじゃないかってくらい(校庭小さいけど)。さすが、おままごとの献立がご飯とお味噌汁でなくチョコレートがデフォルトの国。このイースター期間のチョコレートの売り上げは一年分の20%を占めるそうです。
ベルギーではなぜか12月、クリスマス前にもサン・二コラという聖人が良い子の皆さんにプレゼントをくれるという風習があるが、このときも学校や習い事で配られるのはサン・二コラをかたどったチョコレート。
先生にもプレゼント?
一点あんまり理解できないのは、年度末に担任の先生にプレゼントを贈ること。金額は任意だけど、おそらく各家庭10€前後払っている。もちろん先生に対する感謝の気持ちはあるけれど、先生は自分の仕事をしたのであってそれに対する報酬ももらってるよね?と思ってしまう。任意なので払わない人もいるのかもしれないけど、曖昧な日本人としては疑問に思いつつ横並び精神で毎年払ってしまう…ちなみに習い事の先生にも年度末には花束などを贈る習慣がある模様。
ともあれ、いつもこんな大変な役割を担ってくれるPTA役員の皆様には感謝。日本ではくじ引きや押し付け合いになるという話も聞くけど、ベルギーでそれが起こらないのはなぜだろう?知ってる人教えてください。
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